チヌ竿の役割とは?チヌ竿は長い方が良い?
チヌ竿というとすぐにチヌとのやりとりに目がいってしまう。
それはチヌとやりとりしている時が釣り人にとって一番の興奮どころだし、
一番の醍醐味でおもしろいところだから。
ただ一日のうちチヌと実際にやりとりしている時間は正味ほんの数10秒ぐらいしかない。
その日の調子が悪ければ何のやりとりもなく終わってしまうこともある。初心者なら尚更。
仕掛けを出したり引いたりする回数はチヌ釣りをしている限り何度となく行う作業で、
むしろメインはこの投入と回収であると言える。
であればチヌとのやりとりはもちろんだが、仕掛けの投入・回収がスムーズで負担がかからない竿を選ぶべき。
そう考えるとチヌ竿の役割とは何なのか?
チヌ竿は長いほうが良いのか?短い方が良いのか?
選ぶポイントとは?
チヌ竿の役割
チヌ釣りでの竿の役割とは当然ですがチヌを釣り上げること。竿を使わずに手で直接釣り上げる事を
イメージしてもらえば竿の重要性が分かると思います。
手の長さだけではハエ根などの障害物をかわすこともできないし、実際のやりとりで
竿の弾力をいかしチヌを走らせたり浮かせたりもできない。
チヌ竿がなければ仕掛けを目的のポイントに投げる事もできないし、
ラインやウキのコントロールをすることもできない。
第一に竿無しでてで釣っていたらその労力で疲れ果ててしまい釣りどころではなくなってしまいます。
チヌ竿の役割とは快適な釣りを楽しませてくれると同時に、釣り人の腕の延長になって、
あらゆるチヌの情報を伝えてくれる大切な道具と言えます。
チヌ竿は長いほうが良い?
サビキやルアー釣りからチヌ釣りに入ってきた人は最初チヌ竿の長さに驚くかもしれません。
チヌとのやりとりを考えると、長くしなやかな竿の方が何かと有利な面が多いと思いますが
仕掛けを投げたり回収したりするという観点から考えると、チヌ竿は短くて軽い方が扱いやすい。
軽い仕掛けでも正確に狙ったポイントに投入できて、アタリにも敏感に対応でき、穂先でもしっかり
アタリを取る事ができる。
足場の低い釣り場や強風の日でも仕掛けを回収しやすい。
これがフカセ釣りで使うチヌ竿を選択する際の基本になります。
具体的なチヌ竿の長さ
短くて軽く扱いやすいものが良いのは分かった。
チヌ竿は腕の延長である以上は自由自在に扱えてこそ、その効果を発揮します。
であればその自在に扱える範囲は広範囲に扱える方が良い。
そう考えるとコントロールできる範囲内でより長い竿が最適なチヌ竿と言えそうです。
具体的に数字で考えましょう。
一般的なハリスが2ヒロ(3メートル)だとします。
たすき振りでも十分な飛距離も飛ばすことができる竿のしなりを計算に入れると・・・
仕掛け(ハリス)の全長3メートル+しなり1メートル+投入時の余裕1メートル=5メートル
これにリールシートから竿尻までが大体30cmなので、5メートル30cmがチヌ釣りのフカセにおける
最適な竿と言えそうです。
ウキ下も2ヒロにとっておけば初心者でも無理なく、水深4メートル前後のタナに
固定仕掛けを飛ばすこともできますしね。
まとめ
チヌ竿は釣り人を象徴するといってもいいほどの重要な役割を果たす大切な道具です。
予備竿を持ったほうがいいとかいうベテランの釣り師もいますが
初心者のうちはまずは一本でいいと思います。
チヌ釣りの場数をこなし様々なトラブルに遭遇し対策を練っていくうちに自ずと
チヌ竿の数が増えていくものです。
その時がチヌ竿の役割を十分に理解した時でしょう。
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