チヌ釣りでの道糸はサスペンドのナイロンラインを!
仕掛けを狙ったポイントに送り込み釣れたチヌを回収する役割を担う道糸。
自分の父親がまだチヌ釣りに励んでいた時代には、フカセ釣りでの道糸は3号や2.5号を使うのが普通だった
みたいですが、今では道糸もどんどん進化していて2号を使うのが一般的になってきてます。
道糸の種類にもナイロン、フロロカーボン、PEなどありますが、チヌ釣りに適した道糸はどれを選べばいいのでしょう?
適した道糸のタイプとは?
チヌ釣りではナイロンラインが主流
釣具店やネットでの釣具販売店で道糸を調べていて、フロロカーボンやPEラインはナイロンラインよりも
比較的に高値だったりします。
そうなると人間て不思議なもので値段が高い方が釣果にも効果が高いのでは!?と思ってしまいます。
しかしながら価格云々にかかわらずチヌのフカセ釣りにおいては圧倒的にナイロンがおすすめです。
特に初心者の方ほど道糸はナイロンラインを使用したほうが良いと言えます。
ナイロンがおすすめの理由
ナイロンの長所として第1に挙げられるのがその伸縮性です。
30%近くの伸縮性があると言われているため、ショックを吸収しやすくリールにもよく馴染み
竿のしなりとともに衝撃をやわらげてくれる。
そのため急な力が加わっても切れにくく、チヌとのやりとり時でも安心できる素材です。
またライン自体の重量も選択でき、海面に浮きやすい「フロートタイプ」や沈みやすい「サスペンドタイプ」
などアングラーの好みに応じて選べるので、状況に適した使い分けができます。
一般的にフロートのラインを勧めるベテランアングラーや本が多いかとおもいます。
その理由としてフロートのラインは中がホースのように空洞の構造になっているため非常に軽い素材になっています。
まさしく文字通り浮きやすい道糸です。
海面スレスレを漂わせて流す時や、潮の流れが弱い時、無風の時、これらの場合は根や海藻の上をスムーズに
流れていくために使いやすかったりもします。
しかしフロートラインはその構造上の理由からかなり強度が弱い。その上風の影響をまともに受けます。
ナイロンのライン自体が使っていると徐々に吸水してくるので、こうなるとフロートなのに沈み気味になるし
弱いしで最悪の状態になります。
その点サスペンドのラインであれば中が空洞などの特別な作りも加わってないため強度は充分。比重も海水より
重いため沈んでいきます(沈むというより浮きにくい)が、使い始めの頃はラインに撥水コーティングがされており
水切れも良いため、竿の操作で十分にコントロールできます。
使用しているうちに吸水がすすみ、やりにくいなと感じたら思い切って道糸の先端を20メートルほど切ってしまうか
切るのに抵抗があればボナンザやポリメイトなどのラインコートで道糸をコーティングしてやれば撥水が復活し使いやすく
なります。
道糸の長さに対する工夫
チヌのフカセ釣りで道糸を150メートルも一度に流すことはあまりありません。
ただ市販されている道糸は150メートルが一般的です。
その場合はリールのスプールに75メートル分だけ下糸を巻いておき、使い分けすれば、道糸の強度も保てるし
価格もリーズナブルで効率も良いです。
まとめ
チヌ釣りのフカセ釣りでの道糸はナイロンラインがおすすめなことを述べました。
ナイロンラインにも色々な種類があって、巻き癖のつきやすいラインやそうでないラインなど、この辺は自分で
使用していくうちにどんどん感覚でつかめてきます。
道糸は風や潮の流れをダイレクトに受けてしまい、それを竿の操作で調整をかけたりするので、極力カラーのラインを
使い、動きがタイムリーに確認できるものが良いでしょう。
サスペンドのラインは沈みやすいぶん操作が難しいところがあります。しかしこの操作になれうまく扱おう!という意識がフカセ釣りの腕を上げていく要因にもなります。
是非、初心者の方も初めからサスペンドの道糸を使って、チヌのフカセ釣りにチャレンジしてみて下さい!
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